中庭から母屋を見たところ。
西側隣地には2階建てのアパートがこちらを向いて建っていて
普通に建てたのでは互いのプライバシーがなくなり、心地よくない。
それに対し、
中庭を中心に据え、母屋を東に向けることでお隣のプライバシーも保ちつつ、
こちらも開放感のあるリビングを成立させています。
中庭から母屋を見たところ。 西側隣地には2階建てのアパートがこちらを向いて建っていて 普通に建てたのでは互いのプライバシーがなくなり、心地よくない。 … “城ヶ丘の家13” の続きを読む
中庭から母屋を見たところ。
西側隣地には2階建てのアパートがこちらを向いて建っていて
普通に建てたのでは互いのプライバシーがなくなり、心地よくない。
それに対し、
中庭を中心に据え、母屋を東に向けることでお隣のプライバシーも保ちつつ、
こちらも開放感のあるリビングを成立させています。
2年ぶりのキャンドルガーデン、無事終了です。 今年も通りが歩行者に解放されて穏やかな場所になりました。 この穏やかな空間がまちの当たり前になる日が来ることを願います … “キャンドルガーデン、終了” の続きを読む
2年ぶりのキャンドルガーデン、無事終了です。
今年も通りが歩行者に解放されて穏やかな場所になりました。
この穏やかな空間がまちの当たり前になる日が来ることを願います。
寒い中お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
通路から遺跡に降りる階段。 段々に曲げられたチェッカープレートは最後に水平で終わって 薄い板厚をそのままこちらに見せています。 古代の遺跡に対し、恐れ多いと思ったの … “週末連載 スイス・ドイツ43” の続きを読む
通路から遺跡に降りる階段。
段々に曲げられたチェッカープレートは最後に水平で終わって
薄い板厚をそのままこちらに見せています。
古代の遺跡に対し、恐れ多いと思ったのかどうか、
階段を支える足は地面からそっと立って階段を浮かせています。
細部の細部まで配慮を行き渡らせる、
それは日本人としてとても共感できる感覚です。
明日の夜、キャンドルガーデン in PH通りが行われます。 昨年は雨で中止になったので、2年ぶりの開催です。 冬らしい寒い夜になりそうですが、 暖かい … “キャンドルガーデン in PH通り” の続きを読む
明日の夜、キャンドルガーデン in PH通りが行われます。
昨年は雨で中止になったので、2年ぶりの開催です。
冬らしい寒い夜になりそうですが、
暖かいホットワインやココア、ぜんざいなども用意しています。
キャンドルの明かりの灯る心温まるひとときをぜひどうぞ。
http://www.ph-candle.com/ph_candle.html
2020年の東京オリンピックでメイン会場となる新国立競技場。 国際コンペで選ばれたのは、大胆な流線型が特徴のこのザハの案。 テレビのニュースでは規模や予算の見直しが話題になってい … “国立競技場はどこへ向かう?” の続きを読む
2020年の東京オリンピックでメイン会場となる新国立競技場。
国際コンペで選ばれたのは、大胆な流線型が特徴のこのザハの案。
テレビのニュースでは規模や予算の見直しが話題になっていますが
建築界ではその巨大さによる景観への影響を危惧、
槇文彦氏の投稿から火がつき、丸の内論争以来となる景観騒動が沸き起こっています。
(槇文彦氏の投稿はこちら。)
http://www.jia.or.jp/resources/bulletins/000/034/0000034/file/bE2fOwgf.pdf
この騒動に対し、このたび、コンペの審査員だった内藤廣氏から意見投稿がありました。
(内藤廣氏の投稿はこちら)
http://www.naitoaa.co.jp/090701/top/forarchitects.pdf
内藤さんには周南市のまちづくりにもご尽力いただいており、
私もひと事とは思えず、今回の騒動の経緯を心配しておりました。
(私が心配しても仕方ないのですが・・・)
しかし、ここに示された骨太の意見を読んで少し安堵。
建築はある意味、平和の象徴。
狭い視野で醜い争いに陥らず、賢明で希望を感じる解を導いていただきたい。
建築士会新南陽支部と住まいづくりの会が主催する建築視察、 今年は式年遷宮を終えた伊勢神宮と京都をめぐりました。 最初に訪れたのは倉敷市で工事中の住宅、 … “伊勢・京都視察1” の続きを読む
建築士会新南陽支部と住まいづくりの会が主催する建築視察、
今年は式年遷宮を終えた伊勢神宮と京都をめぐりました。
最初に訪れたのは倉敷市で工事中の住宅、設計は堀部安嗣氏です。
低く狭いトンネルのようなアプローチを抜けた先に現れる大屋根の空間。
唐傘のように放射状に架けられた垂木がとてもきれいです。
吉村順三や宮脇壇の系譜をたどる同氏の情感あふれる空間表現です。
中庭から見た離れ。 離れには家族のワークスペースと子供用のロフト(寝室)が設けてあります。 トイレはないので、寒い日でも中庭を通って母屋のトイレを利用します。 多少 … “城ヶ丘の家12” の続きを読む
中庭から見た離れ。
離れには家族のワークスペースと子供用のロフト(寝室)が設けてあります。
トイレはないので、寒い日でも中庭を通って母屋のトイレを利用します。
多少の不便さは、むしろ人を育てる有意義な価値。
過保護になりやすい日本の家に対するひとつのテーゼでもあります。
今年の夏から使っているPHS。 よく聞かれるのが、どこでもつながるかどうか。 答えはノーです(笑) このつながりにくさが自分にはちょうどいいので気に入 … “つながることの大切さ” の続きを読む
今年の夏から使っているPHS。
よく聞かれるのが、どこでもつながるかどうか。
答えはノーです(笑)
このつながりにくさが自分にはちょうどいいので気に入ってます。
どこでもいつでもつながることが当たり前の社会になった今、
つながらないことでその大切さを気づかせてくれるようで。
日本でもスマホ依存にお疲れの方が増える中、
デジタルデトックスの効用もありそうです。
入り口からまっすぐ続くスチールの通路。 ローマ遺跡のシェルターとして作られたこの施設のアプローチを担っています。 アングルのフレーム、丸鋼の手すり、ブ … “週末連載 スイス・ドイツ42” の続きを読む
入り口からまっすぐ続くスチールの通路。
ローマ遺跡のシェルターとして作られたこの施設のアプローチを担っています。
アングルのフレーム、丸鋼の手すり、ブレース、そして床のグレーチング。
ごくごく普通のこれらの部材たちですが、
そこを逆手に取ったようにミニマムな秩序で全体を仕立てることで
簡素ながらも決してプアーではない、澄んだ空間が成立しています。
建物から突き出したスロープ。 国道58号線側の外観上の大きなポイントです。 中間に柱もなく20m近くも宙に浮いたこのスロープは 手すりの片面を梁成に使うことで構造的に解決されてい … “夏の沖縄13” の続きを読む
建物から突き出したスロープ。
国道58号線側の外観上の大きなポイントです。
中間に柱もなく20m近くも宙に浮いたこのスロープは
手すりの片面を梁成に使うことで構造的に解決されているのがわかります。
一見、何気ない姿に見えながら、高度な発想と知性に支えられていました。
決して威張ることのないこの建物の実にクールな一面を見た思いです。