茶室工事の無事を祈って地鎮祭が行われました。
昨日はあいにくの雨でしたが、これは「清めの雨」でもあるそうで
この場所が聖地になることを願い、これから工事を進めます。
茶室工事の無事を祈って地鎮祭が行われました。 昨日はあいにくの雨でしたが、これは「清めの雨」でもあるそうで この場所が聖地になることを願い、これから工事を進めます。 … “清めの雨” の続きを読む
茶室工事の無事を祈って地鎮祭が行われました。
昨日はあいにくの雨でしたが、これは「清めの雨」でもあるそうで
この場所が聖地になることを願い、これから工事を進めます。
シロアリに食われた柱、 手で触るとクロワッサンのようにフワフワです。 新しく継ぎ足すのはヒノキの7寸。 掘り … “柱継ぎ” の続きを読む
シロアリに食われた柱、
手で触るとクロワッサンのようにフワフワです。
新しく継ぎ足すのはヒノキの7寸。
掘り込んだ溝部分にジョイント用のボルトが差し込まれます。
ジョイントに入れるロッド状のボルト。
右手で持っている縦のパイプから接着剤を注入、
中空のボルトから木材内部に接着剤を充満させて
木と木、木とボルトを密着させ、鉄の結露も抑えます。
継ぎ足された柱の状況、まさに骨接ぎのようです。
日本人はこのように使えるものを柔軟に生かしながら
建物を維持し続けてきたわけで、今回もその精神を引き継いでいます。
高速道路沿いに林立するマンション群。 SF映画のような光景ですが、現実の風景です。 同じ形のしかも巨大なボリュームがいくつも並んで建つ姿、 今まで見たことのない不思 … “何気ない風景@大連” の続きを読む
高速道路沿いに林立するマンション群。
SF映画のような光景ですが、現実の風景です。
同じ形のしかも巨大なボリュームがいくつも並んで建つ姿、
今まで見たことのない不思議な風景ですが、これが今の中国の姿です。
中国はこれから5年間で3600万戸の住宅を整備するそうです。
日本の新築住宅着工戸数が年間90万戸程度なので
そのおよそ8倍のボリュームが毎年増えていくことになります。
巨大な建設市場には、乱暴な投資や無用な消費がつきものですが
我々はそこに文化を差し挟んでいくことを企んでいるわけです。
中国での初仕事で大連に行ってきました。 福岡から大連まで約2時間、あっという間に中国に到着。 大連から車で1 … “大連出張” の続きを読む
中国での初仕事で大連に行ってきました。
福岡から大連まで約2時間、あっという間に中国に到着。
大連から車で1時間、内陸部の瓦房店市へ。
空には晴れ間も見えて、PM2.5もそれほどきつくないようです。
このまちのメガ工業団地にある木材加工会社でモデルハウスをつくります。
聞くところによると、中国東北部では始めての戸建て木造住宅になるそうです。
この場所にモデルハウスを建てます。
プレゼンでは中国側と白熱したやり取りがありましたが
日本のクオリティに期待が示され、概ね良好な結果が得られました。
プロジェクトでは立ち止まることは許されません。
早速、現地に地縄を張り、配置をチェック。
モデルハウスの外部に使う木製サッシュを確認。
最新の製作機械が導入されており、寸法精度は十分。
あとは、外壁との取り合いをこちらでアレンジしていきます。
2日目は内装に使う素材の目星をつけるため大連市内の建材市場へ。
いわば建材のショッピングセンターのようなところで
ありとあらゆる国やメーカーの建材を一同に見ることができます。
オーナーと一緒に実際の商品を見ながら、デザインの方向を探っていきます。
写真はTOTO製の便器。
日本では見かけることのないやわらかいデザインの商品があります。
こちらはイタリアのタイルメーカー。
中国人の現在の好みはヨーロッパ調の装飾的なもので、
当事務所がやっているデザインとはずいぶん違います。
それでも、コテコテの王朝風はなんとしても避けたいので
手づくり感や柔らかい表情を出せるものを少しずつ提案していきます。
オーガニックなインテリアをコンセプトに自然石の壁も取り入れる予定、
この壁もいい表情ですが、なぜか扱っているのは水栓金具メーカーのグローエ。
建材市場をあとに、旅順近郊の別荘地へ。
ここで建設中のクラブハウスを視察。
写真は床暖房のパネルで、アルミ材の下に温水パイプが敷かれています。
今回建設する家でもこのタイプを全館に敷き詰めます。
最後にやってきた大連市内の星海広場。
大連は人口600万人、成長を続ける大都市です。
日本とは政治面だけでなく、経済面でも陰りが見え始めているとはいえ、
中国の成長市場は大胆で熱く、ダイナミックに動いています。
彼らのパワーに負けないよう、こちらも真剣勝負で応えていきます。
しばらく使っていませんでしたが・・・ 大連の仕事でプレゼンを行うため、今日から出張です。 2014.5.8 設計事務所 TIME
ガラスの壁を見上げると、ガラスとガラスの間に隙間が見える。 ガラスの壁は外壁ではなく、外壁の外側に吊るされたスクリーンであることがわかります。 ガラスを吊るすディテ … “週末連載 スイス・ドイツ58” の続きを読む
ガラスの壁を見上げると、ガラスとガラスの間に隙間が見える。
ガラスの壁は外壁ではなく、外壁の外側に吊るされたスクリーンであることがわかります。
ガラスを吊るすディテールも含め、わざわざ手の込んだことをやっているのですね。
すっきりと整えられた美しい石塀。 床も塀も珊瑚でできていて透明感があります。 2014.5.2 設計事務所 TIME
手前に見えるのは内縁、つまり室内。 腰から上はすべてガラスで意識は外へ抜けていきます。 一方、その向こうに見えるのは濡れ縁、つまり屋外。 しかし、庇が深くかかり、意 … “伊勢・京都視察13” の続きを読む
手前に見えるのは内縁、つまり室内。
腰から上はすべてガラスで意識は外へ抜けていきます。
一方、その向こうに見えるのは濡れ縁、つまり屋外。
しかし、庇が深くかかり、意識は家の中にいるようです。
そしてその動線の交わるところに開き戸があり、
たぶん無意識にそうしたのでしょうが、世界が変わることが暗示されます。
どこからが外でどこまでが内なのか、
意識があいまいなまま外と内が交錯する不思議な空間です。