くらしの風景 @室積の家

完成して2ヶ月経った室積の家を訪問、
家のあちこちにくらしの雰囲気が滲み出しています。
 
キッチンには調理道具や食品などがぎっしりと並び、
当初イメージしていたリアルなくらしの風景が現れています。
 
 
 
 
 
ご予算の都合もあり、当初は単純な棚だけでしたが
建主自身で引き出しなどの収納を上手にアレンジされています。
 
 
 
 
 
何気なく並んでいる道具類は
色合いや素材感に適度なまとまりをもたせてあり
建主のセンスがさりげなく現れています。
 
 
 
 
 
今回は「見せる収納」を建主と共有できたことで
「隠す収納」とは違う、生き生きとしたくらしの風景が生まれました。
 
 
 

2020.1.24 設計事務所 TIME

臼杵の家 模型にて打合せ

臼杵の家の打合せに行ってきました。

 
 
 
 
 
今回は内部空間の構成がわかるように
1/50のスケールで模型にしました。
 
水平に伸びるプロポーションはそのままに、
開口部の配置や断面形状をさらに詰めながら
内部空間のデザインを落とし込んでいく予定です。
 
 

西豊井の家、カーテン取付

西豊井の家でカーテンの取付を行いました。
 
建主ご希望のECRUHOMEのリネンカーテン、
自然の麻を織り込んだ柔らかな素材感が魅力です。
 
 
 
 
 
2階の中連窓から取付開始。
リネンのレースを透かして、うっすらと外の風景が映ります。
 
 
 
 
 
やさしい色合い、そして天然素材を織り込んだ表情が
空間を引き立てます。
 
 
 
 
 
1階掃き出しのコーナーウインドウ部分
タッセルの位置を慎重に確認しています。
 
 
 
 
 
全ての窓に取り付け完了。
 
 
 
 
 
レースのカーテンから透ける柔らかい光、
自然な形状のひだが床に豊かな表情をつくります。
 
 
 
 
 
ナラのフローリングとの取り合いがとても美しい。
素材と空間が響き合って、何気ない日常が豊かに過ごせそうです。
 
 

何気ない日常の豊かさを

あけましておめでとうございます。
 
昨年は年号が令和に変わり、ラグビーのW杯が盛り上がりました。
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という令和がもつ意味は
互いの違いを認め合い、多様な力を一つに束ねたONE TEAMにも通じ
私たち日本人が誇るべき美意識だと思います。
 
一方で
加速度的に進化する技術は人の暮らしをさらに便利にしてくれますが
技術の進化が激しく、そのスピードに振り落とされるように
互いを思いやったり、何気ない日常の豊かさを感じる余裕が足りない状況です。
 
TIMEは、この忙しい時代にこそ大切なこころ落ち着く「豊かな日常」や
「人と人が豊かにつながること」をめざして、これからも精進して参ります。
 
今年もどうぞよろしくお願いします。