見学会@湯野温泉

山口県建築士会の女性部会主催により
湯や晴ル音とリニューアルされた紫水園の見学会が行われました。
 
梅雨入り前の晴天に恵まれ、
湯や晴ル音の開放的な空間と庭と連続する湯野の風景を
しっかりと満喫していただきました。
 
 
 
 
 
 
隣接する温泉旅館紫水園では、ロビーと客室のリニューアルが行われ
設計を担当したNONO-Fleur Designの坂根さんから解説いただきました。
 
時代の変化やコロナ禍により停滞していた湯野温泉ですが
少しずつ新しい息吹が生まれつつあります。
 
 

内藤廣さん、講演会

 
山口県建築士会の総会が開かれ、
建築家の内藤廣さんを迎えて、講演会が開かれました。
 
建築とまちづくりという演題で
NHKの日曜美術館でも放映された渋谷の再開発を中心に
建築とまちづくりの関係や建築家の果たすべき役割などを語られました。
 
実は、昨夜に周南入りされた内藤さんから午前中に連絡があり
急遽、講演会の前に湯野温泉の湯や晴ル音をご案内しました。
 
内藤さんと一緒に足湯につかり
リラックスした時間を過ごしていただきました。
 
図らずも講演会の冒頭でも湯や晴ル音をご紹介いただき
大いに広めていただきました。感謝!
 
 

Showcase Hotel KASANE

有福温泉に生まれたコンセプトホテル Showcase Hotel KASANE
古い旅館をリノベーション、地域の職人による手仕事をフューチャーし
独自の世界観が展開しています。
 
 
 
 
 
 
玄関に入るとあざやかな藍染めの下駄箱が目を引きます。
 
 
 
 
 
 
下駄箱の取手もオリジナルのもの
細部に至るまでデザインへの情熱が伝わってきます。
 
 
 
 
 
 
 
玄関ロビーの中心にはオリジナルのものと思われる大階段
明るさを落とした陰影の中に存在感を示しています。
 
 
 
 
 
 
階段を上がると複数の宿泊室へアプローチ
間接照明や集光型のダウンライトなどが空間に落ち着いた表情を与えています。
 
 
 
 
 
 
宿泊室に入ると、一面和紙の柔らかい光が迎えてくれます。
 
 
 
 
 
 
部屋の真ん中には、象徴的なペンダントライト
木製のシェードにもこだわりが込められています。
 
 
 
 
 
 
ダイニングテーブルの奥にはちょっとした調理ができるミニキッチン
天板も含め、木製のオリジナル家具として製作されています、
 
水栓、IHコンロやオリジナルのフード、壁の棚など
ひとつひとつ吟味してアレンジしたものたちが絵になる風景を創っています。
 
 
 
 
 
 
ダイニングルームの奥にあるベットルーム
木材や障子、土壁などの自然な色合いの中に藍の差し色が効いています。
 
 
 
 
 
 
ベッドルームの開口部も和紙による柔らかい光
落ち着いた雰囲気があり、夜明けも柔らかく感じられる空間です。
 
 
 
 
 
 
障子の組子にもこだわりが・・・
デザインを詰め込むと、場合によっては、やり過ぎになりがちですが
このホテルに込める真摯な思いでバランスを図っている感じがします。
 
 
 
 
 
 
寝室の奥にあるアクセントライト
既成のL型鋼を、あえて余計な手を加えずに潔く扱って
裏面に間接照明を組み込んだだけの好感が持てるデザインです。
 
 
 
 
 
 
ダイニングルームとの間仕切壁は元々の仕上げを取り外し
筋違いも含め、骨組みを意匠としてアレンジしています。
 
 
 
 
 
 
洗面室とトイレを仕切るカーテンのレールは懐かしい竹尺
若々しい遊び心に思わず笑みがこぼれます。
 
 
このホテルをプロデュースするのは
江津市内にあるSUKIMONOというデザイン会社で
建築や家具のデザインにとどまらず、
地域に根ざしたまちづくりにもこだわりを持っているようです。
 
まだまだ若い会社だけに、これからの展開が楽しみです。
 
 

ディスカバージャパン @島根

 
 
島根県石見地方の山間部に位置する有福温泉
古くは奈良時代まで辿ることのできる歴史ある温泉地です。
 
温泉街を抜けて山道を数分歩くと神々しい朝の風景に出会いました。
以下、清々しい空気の中、素のままの山里の風情が感じられる
ディスカバージャパン的な風景をご紹介します。