陶芸家の内田鋼一さんが自らつくったミュージアムを訪問しました。
アプローチには内田さんセレクトのグッズが並びます。
美術館は萬古工業会館の1階部分をリノベーションして作られています。
萬古焼の歴史は江戸中期までたどり、
新奇性と繊細な技巧に富んだ茶器などを生み出しました。
明治以降は四日市の地場産業として発展、
写真のようなモダンな色合いの陶器も製作されました。
もう一つの特徴として見られるのがアノニマスな主張のなさ。
戦時中、物資が乏しい時代に金属製品の代用品を生産した経緯も関係するのか
作家性が薄く、職人技が強く現れるところに独自の方向性が読み取れます。
(写真は銀製皿の代用品を陶器で製作したもの)
内田さんの眼力と美意識を味わった後、
付属のカフェにて大津島プロジェクトのミーティング。
秋のイベントに向けて具体的なプログラムを練り込みました。
2016.4.5