夜のとばりに怪しく光る牌坊(中国様式の門)
台北の最も古い町、萬華地区にある貴陽街の入口です。
この先にある華西街夜市を目指してホテルから歩いてきましたが
あたりはすっかり暗くなって少々心細くなりますが、
まるで「千と千尋の神隠し」の世界に引き込まれるように奥へと進みます。
門をくぐってすぐのところにある艋舺青山宮
こちらも台北では歴史のある道教の寺院、
夜遅くまで開放されていて、まるで祭りの縁日のような雰囲気です。
再びうす暗い道を進むと見えてきた「華西街夜市」の看板
さらにその先にも明かりのついた門が見えます。
暗さのなかに浮かび上がるまちは、まるでチャイニーズマジック、
なぜか奥へ奥へ引き込まれてしまう、
夢の中に迷い込んでしまったような不思議な時空間です。
ここまでくるとようやく人の賑わいが感じられます。
この先はアーケードになっていて、迷宮の核心に近づいてきた感じがします。
大通りをはさんでさらに奥へつづく夜市
アーケードを抜け、さらにつづく夜市
こちらには服や雑貨、土産物などがあふれていて
さっきの薄暗い静けさが嘘のような賑わいです。
歩き疲れて腹が空いたところで一服することに
屋台も盛況です。
今宵の食事、台湾ビールとともに
このままこの迷宮で陶酔していくのでした。
2017.1.28 設計事務所 TIME