櫛ヶ浜の家、骨組み補強工事始まる

隣地側外壁を解体したところ
 
耐震補強を行うため土壁を撤去したところ、
隠れていた部分に新たな傷みが見つかりました。
(写真の柱1、2)
 
 
 
 
柱1の足元は腐っていて、ほとんど宙に浮いている状態。
 
 
 
 
柱の上部まで傷みがはげしく、
おそらく雨漏りなどによるものと思われます。
 
 
 
 
 
柱上部の梁も一部傷みが見られます。
 
 
 
 
 
柱2の足元の傷み具合。
こちらは外壁の鉄板を剥がした際に見つかったもの。
 
 
 
 
 
これは道路側の土間部分にある足固め。
柱との付け根が傷んでいます。
 
 
新たに見つかった部分も含め、構造強度に影響する部分は
補強方法を検討の上、手直しをする方針です。
 
 
 
 
母屋の柱の根継ぎが始まりました。
 
足元がシロアリに食われて潰れていた柱の下側を切断し、
新たな柱に組み替えていきます。
 
写真は金輪継ぎと呼ばれる強固な継手です。
 
 
 
 
 
しっかりはまった!・・・と思ったら
まだまだ調整が必要なんだそうで、この柱の加工だけでもう3日目だそう。
 
 
 
 
 
こちらは柱の足元部分。
既存の足固めとの接合部の具合を調整しています。
 
 
 
 
その柱を一旦外したところ。
伝統的で複雑な接合部の形状です。
 
 
 
 
既存の柱、上部の接合部。
立ったままの柱の状態で手刻みの加工は想像以上に手間がかかりそうです。
 
 
 
 
 
こちらは、傷んだ足固め材のかわりに組み替えられるもの。
こちらも既存の部材に合わせて現場で加工中。
 
 
 
 
外部では1階の屋根の葺き替え(下地まで)が終わり、
2階屋根解体用の足場が組まれました。
来週は2階屋根の葺き替えが行われる予定です。