週末連載 台湾41

迪化街の目抜き通り
整然とした低層のまち並みは日本統治時代に整備されたもの。
 
賑やかな色の袖看板が今も変わらぬ活気を物語りますが
1970年代の道路拡張計画で消滅する危機もあったといいます。
 
それに対し、台湾大学の教授や市民団体が反対運動を展開、
容積率の移転という台湾初の裏ワザによってこのまち並みの保存に成功。
まさに知性と感性の勝利です!
 
 
 
 
 
建物の足元部分は以前にも触れた亭子脚が連続して
商業空間の賑わいに貢献しています。
 
 
 
 
 
石づくりの西洋建築をモルタルやタイルで読み直したファサードは
文化の混交の奥深さを今に伝えています。