ラワンベニヤ選定

昨年改修工事をした川東の家
古いままだった玄関ドアを新調するため
資材倉庫へドアの仕上材の選定にやってきました。
 
 
100枚近くのベニヤ材を1枚1枚と吟味、
その中から10枚程度を候補としてセレクト。
 
 
 
 
 
たかがベニヤ、
されど中には繊細な木目の味のある板があるんです。
 
ラワンベニヤは基本的に下地材、
仕上に用いるためにつくられたものではありませんが
手間をかけて探してみると、
下地材にはもったいないような掘り出し物が出てきます。
 
安物で一般的には見向きもされないような素材ですが
素のままの表情は衒いがなく、欲のない雰囲気にはむしろ上品さが感じられます。
 
 
 
 
 
候補に残ったものを並べて、改めて吟味。
どれも、甲乙つけがたい良い表情です。
 
ちなみに、今回はちょっと木目に癖がありつつも、
品のある表情のものを基準に選んでいます。
 
 
 
 
最終的に選ばれたのがこの2枚。
 
木目は割とマイルドですが、おおらかな表情と温かみのある色合いに
他にはない個性が現れています。
 
古びたアパートの雰囲気がそのまま残る外壁に対し
静かで凛とした表情を見せてくれそうです。