鐘楼門

神勝寺の本堂へ向かう途中にある鐘楼門門は本来、場所を仕切る機能を持っていますがこの門には扉がありません。また、門の両脇も通り抜け可能になっています。解説によると、一切衆生が仏門に入ることを拒まない仏の大慈悲心を表すとされ … “鐘楼門” の続きを読む




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神勝寺の本堂へ向かう途中にある鐘楼門

門は本来、場所を仕切る機能を持っていますが
この門には扉がありません。
また、門の両脇も通り抜け可能になっています。

解説によると、
一切衆生が仏門に入ることを拒まない仏の大慈悲心を表すとされています。

ここから世界が変わることを表していながら
向こうとこちら側が限りなく繋がっています。

場所のもつ意味が変わっても、物理的には連続していくという
実に気持ちよく、興味深い空間性をもっています。


週末連載 台湾20

茶藝館、回留の店内風景通りに面した開放的なつくりですが、照明を抑えた空間は少しほの暗く、とても落ち着けます。こちらは小上がりの床座、靴を脱ぎ、さらにくつろいだ雰囲気になります。いただいた烏龍茶基本的な作法はありますが、日 … “週末連載 台湾20” の続きを読む





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茶藝館、回留の店内風景

通りに面した開放的なつくりですが、
照明を抑えた空間は少しほの暗く、とても落ち着けます。




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こちらは小上がりの床座、靴を脱ぎ、さらにくつろいだ雰囲気になります。




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いただいた烏龍茶
基本的な作法はありますが、日本の茶道ほどの堅苦しさはありません。

リラックスできる空間で穏やかな時間を過ごせる台湾の茶藝館、
なかなかのクオリティーで、病みつきになりそうです。


賞心庭

神勝寺の境内に広がる賞心庭山中の広大な敷地を切り開いて建立された神勝寺、谷筋の地形を生かした池泉回遊式の庭園が広がっています。山の自然と庭園、建築が調和し、伝統的な日本の風景を体現しています。京都から遠く離れた福山市の山 … “賞心庭” の続きを読む





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神勝寺の境内に広がる賞心庭

山中の広大な敷地を切り開いて建立された神勝寺、
谷筋の地形を生かした池泉回遊式の庭園が広がっています。




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山の自然と庭園、建築が調和し、伝統的な日本の風景を体現しています。
京都から遠く離れた福山市の山中にこの風景が存在することに驚きます。



OB会@箱根

芦ノ湖、朝の景色東京で働いていた設計事務所のOB会が箱根で行われました。紅葉の始まった美しい景色の中、それぞれの活躍を確認し合いました。独立して早17年、建築を志して頑張ってきた修行時代を忘れることなくこれからも精進して … “OB会@箱根” の続きを読む





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芦ノ湖、朝の景色

東京で働いていた設計事務所のOB会が箱根で行われました。
紅葉の始まった美しい景色の中、それぞれの活躍を確認し合いました。

独立して早17年、
建築を志して頑張ってきた修行時代を忘れることなく
これからも精進していかなねばと思える良い機会となりました。


松堂

神勝寺の寺務所 松堂山門をくぐるとまず迎えてくれるのがこの寺務所、縄文建築の藤森照信氏の設計です。禅宗寺院に藤森建築とはなかなかのチャレンジですが、違和感なく風景に溶け込んでいるところはさすがです。屋根の天辺にはトレード … “松堂” の続きを読む





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神勝寺の寺務所 松堂

山門をくぐるとまず迎えてくれるのがこの寺務所、
縄文建築の藤森照信氏の設計です。

禅宗寺院に藤森建築とはなかなかのチャレンジですが、
違和感なく風景に溶け込んでいるところはさすがです。




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屋根の天辺にはトレードマークでもある木が生えています。




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深い軒下空間の先に受付があります。
柱の外側は、木材保護のため足元まで板金でカバーされています。




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軒下空間、あえて曲がった木で列柱を構成
この野蛮なところにユーモアが感じられ、なかなか痛快です。




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土壁の塗り回し
屋根も壁も継ぎ目なし、手仕事のアナログさが妙に新鮮な表情です。





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こちらはトイレの換気口

既製品のガラリのいやらしさをカモフラージュ、
建物の裏面なのに、手を抜かず、デザインしまくってます(笑)




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トイレ前の通路

床は刷毛引き仕上げ、壁天井は土壁の引きずり仕上げ
こちらもアナログな仕上げにレトロな照明が妙にマッチしています。

和とも洋とも言い難い、古めかしいようでとても斬新、
藤森建築の真骨頂が随所に見られます。



天心山 神勝寺

禅宗の寺院らしい堂々とした山門広島県福山市沼隈町の山中にある新勝寺、福山西インターを降りて山道を走ること15分、人家もまばらな山の中に忽然とこの山門が現れます。この奥には、スゴイものたちが存在するのですがとても一口には語 … “天心山 神勝寺” の続きを読む




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禅宗の寺院らしい堂々とした山門

広島県福山市沼隈町の山中にある新勝寺、
福山西インターを降りて山道を走ること15分、
人家もまばらな山の中に忽然とこの山門が現れます。

この奥には、スゴイものたちが存在するのですが
とても一口には語れないので、明日以降、おいおいレポートしていきます。



週末連載 台湾19

永康街にある茶藝館、回留台湾に来た目的の一つである茶藝館めぐり昨年、台湾茶をいただく機会があり、日本の茶道との違いが興味深く本場でも是非、空間とともに味わってみたいと思っていました。店のファサードは黄褐色の土壁をアクセン … “週末連載 台湾19” の続きを読む





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永康街にある茶藝館、回留

台湾に来た目的の一つである茶藝館めぐり
昨年、台湾茶をいただく機会があり、日本の茶道との違いが興味深く
本場でも是非、空間とともに味わってみたいと思っていました。

店のファサードは黄褐色の土壁をアクセントに黒いフレームのガラス張り、
店先にあしらわれたススキが個性的で、まるで結界をつくっているようです。

しっとりと落ち着いた佇まいにオーナーのセンスを感じます。

応急危険度判定、講習会

応急危険度判定士の講習会に行ってきました。今年は春に熊本で、そして先週には鳥取で大きな地震がありました。日本は地震列島と言われますが、山口県にも主要な活断層が3つ、その他にも、いくつもの活断層が存在します。        … “応急危険度判定、講習会” の続きを読む





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応急危険度判定士の講習会に行ってきました。

今年は春に熊本で、そして先週には鳥取で大きな地震がありました。
日本は地震列島と言われますが、山口県にも主要な活断層が3つ、
その他にも、いくつもの活断層が存在します。



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                        (画面クリックで拡大)


「山口県は地震が少なくて安全」というのはほんの過去の話、
いつどこで大地震が起きてもまったく不思議ではありません。
そのことを今回の熊本や鳥取の地震が示唆しています。




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応急危険度判定士は大地震が発生したそのすぐあとに、
地震後の二次災害で人命を損なうことを防ぐ目的で現地で活動します。
まさに応急処置として、建物とその周辺の危険度を判定するのです。
(り災証明のための詳細調査は、この判定とは別に改めて行われます)

地震を未然に防ぐことはできませんが
起こってしまった地震に対し、さらなる被害を防ぐためにも
我々建築士の役割はこれからますます重要度を増していきそうです。


週末連載 台湾18

ピンクの柱の足元にピンクの花畑、そしてピンクのおじさんそれがどうした!と言われればそうなのだけど花畑のまわりを白い蝶がヒラヒラと舞うその様はなんともシュールすべてがミスマッチ、決して美しいわけでもないのにどことなくのどか … “週末連載 台湾18” の続きを読む




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ピンクの柱の足元にピンクの花畑、そしてピンクのおじさん

それがどうした!と言われればそうなのだけど
花畑のまわりを白い蝶がヒラヒラと舞うその様はなんともシュール

すべてがミスマッチ、決して美しいわけでもないのにどことなくのどか
これは街かどに忽然と現れた桃源郷なのか・・・

非日常というより現実を超えたように見える、台北の何気ない風景です。


虹ケ浜の家、欄間建具

虹ケ浜の家、スタディ中現在、一通りの現場が終わり、日々、設計に注力しています。写真は虹ケ浜の家のスタディ模型元の家にあった部材をできるだけ使って欲しいという建主のご希望で4枚の欄間建具(下の写真)をリビングと玄関の間に再 … “虹ケ浜の家、欄間建具” の続きを読む





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虹ケ浜の家、スタディ中
現在、一通りの現場が終わり、日々、設計に注力しています。

写真は虹ケ浜の家のスタディ模型
元の家にあった部材をできるだけ使って欲しいという建主のご希望で
4枚の欄間建具(下の写真)をリビングと玄関の間に再利用することにしました。




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天井との間にこの欄間建具をはめ込んで水平ラインを強調し
その下に玄関の仕切りやキッチンの収納をまとめようとしています。

リビングに差し込む南側の明るい光や涼しい風、
これを北側の玄関や納戸に届ける役目も担わせようとしています。

様々な要素が絡み合う部分ですが、特に破綻なく、すっきり納まりそうです。
このあと、細かい寸法調整やディテールを詰めていきます。