築年数不詳、おそらく戦前のものと思われる民家、
増築を重ね、現在の形状になった模様。
田の字型の和室という伝統的な間取り、
その向こうにはリフォームされたと思われる洋風のキッチン。
これだけですでにアートな予感が漂います。
増築された部分はほとんどバラックの様相、
しかし、十分にアートな凄みあり。
バラックなのになぜか神々しい。
屋根は?というと、
増築を重ねた結果、雨漏りのお手本のような重なり方。
絶望的な条件がそろった民家ですが
これを直して住もう!という建主の心意気に
なぜか、胸躍ります。
2018.5.8 設計事務所 TIME