室積のスタジオ付き住宅、
カメラマンの建て主が撮影された写真をいただきました。
広角レンズで撮影されたスタジオ空間がとても伸びやかです。
撮影用背景としての、2枚の色付きのスライディングウォール、
戸袋部分はこれも背景となる板壁、左側にはモールディングされた白い扉。
2階の住宅部分
14畳弱のコンパクトなリビングルーム。
必要最小限の棚だけのストイックなデザインは、
住む側の感性で自由にアレンジできる空間でもあります。
キッチン側からの見返し
リビングの奥は、2つの個室と収納スペース
ブラインドで抑制された光によって、落ち着いた空間に
キッチンの脇にはインナーの物干し室
天井は全面ガラス、サイドは開閉可能な引き違い窓
床は防滴のビニルシート、壁は調湿効果のある板壁。
仕事で外出が多い建主にとって、雨の日も心強い物干し室です。
可動間仕切りで開閉可能な2つの個室
小さな部屋ですが、暮らしの変化に柔らかく受け止めます。
個室に隣接する収納部分
こちらも最小限の棚やハンガーパイプのみ。
ローコストゆえのプレーンで簡素なしつらえは、住む側の自由度を広げ
暮らしの変化を柔軟に受け止めるデザインでもあります。
2019.12.10 設計事務所 TIME