岐山通のイチョウの木

戦災復興のシンボルとして生まれたこの通り、
広い歩道と緑豊かな並木道は、そこに宿るヒューマニズムとともに
周南市の遺産といえる存在です。
 
その並木が、市庁舎建て替えの際、
車の進入路変更によって伐採されてしまいました。
 
議論を経て、「並木の数を減らさない」という考えのもと
今回、場所を移動して植え替えられました。
 
今は2mにも満たない小さな木ですが、
30年後には豊かな木陰を作ってくれるでしょう。
 
目先の効率だけでは計れない、まちの豊かさとは何か?
小さな1本の木が、まちの未来のあり方を問いかけます。