櫛ヶ浜の家、常時微動計測

櫛ヶ浜の家で完了後の耐震性確認のため
グリーンデザインオフィスの岩田さんにお願いし、常時微動計測を行いました。
 
 
 
 
建物の小さな揺れは目には見えないですが、
風や人の動き、道路を走る車の振動の影響などで常に動いているそうです。
 
その微細な動きをこの10センチ角ほどの小さな機械で計測することができます。
これによって建物の硬さや揺れやすさなど、耐震性を判断することが可能です。
 
 
 
 
まず固有周期をは計測、
耐震改修前と比べて振幅が小さくなり、明らかに固有周期が短くなっています。
 
 
 
 
 
次に柱を押して建物に振動を加え、揺れの減衰を計測。
こちらも、改修前に比べて、減衰時間が確実に短くなっています。
 
今回、家全体をジャッキアップしてベタ基礎を設置し
骨組みに耐力壁を追加することで耐震性が確保されたことが証明されました。
 
あたかも高齢者が現役並みに若返ったといった感じで
古さと懐かしさを兼ね備えた家は、さらなる歴史を刻んでいくことでしょう。