瀬戸内国際芸術祭

船型のオブジェの先に瀬戸大橋が見えます。
 
瀬戸内国際芸術祭へ行ってきました。
児島港から船で30分、
今回は、瀬戸大橋の西側に位置する本島へ
 
 
 
 
 
 
 
浜辺に打ち上げられた難破船のようなオブジェが
不思議と風景に溶け込んでいます。
 
 
 
 
 
 
 
こちらは江戸時代からの集落が残る笠島地区
 
本島は香川県と岡山県にはさまれた備讃海峡に点在する島々からなる
塩飽諸島の中心にあり、塩飽水軍の本拠地でした。
 
織田信長や豊臣秀吉の時代から自治が認められ
廻船業で栄え、その後、大工技術で名を残しました。
 
笠島地区は瀬戸内の島特有の風情のあるまち並みで
昭和60年に重要伝統的建造物保存地区に指定されています。
 
 
 
 
 
 
 
平入りの屋根に虫籠窓をもつ伝統的な町家が軒を連ねており
 この町家の幾つかを舞台に現代アートが展示されています。
 
 
 
 
 
 
空き家となった家を大胆にアレンジしたアート作品
 
良質な石の産地としても知られるこの島にちなんで
石をテーマにした円形の大理石で表現されたインスタレーションが
ほの暗い、いにしえの空間の中、象徴的に浮かび上がります。
 
 
 
 
 
 
 
こちらも石を使ったインスタレーション
 
今度は石が宙を舞う惑星の軌道をイメージする作品で
旧家の座敷を宇宙に見立てるという大胆な発想です。
 
瀬戸内の静かで穏やかな島を舞台に
古い町家と最新のアートが刺激しあい
時空を超えた懐かしくも新鮮な体験が展開しています。