週末連載 台湾32

 

雙連朝市のそばにある豆乳の店、世紀豆漿大王
 
以前、北京の屋台で食べた豆乳スープがあまりに美味かったので台北でも再来、
ということでやってきたのがこの店。
 
 
 
揚げパンが入った熱々の豆乳スープにさらに揚げパンを追加。
追加の揚げパンは、ちぎってスープにつけながら食べると、これがまたうまい。
 
素朴な朝ごはんですが
昔ながらの朝食文化が味わえるこの店、台湾のリアルを実感できます。
 
近隣には日本人観光客向けのホテルもあり、都市化がどんどん進んでいますが
この店が「変わらない」存在であり続けているという事実はすごいことです。
 
そういえば、伊東豊雄さんが築地の豊洲移転について、
混沌としてリアルな場所がどんどん消えていくのはよくない、とラジオで話していました。
 
台湾には、混沌やリアルを許す文化力(民力)が確かに存在し、
その力は時として経済力に勝っています。
 
この懐の深さのおかげで、この朝も幸せな時間をごちそうさま!