この週末から徳山駅前商店街で8日間の社会実験が行われます。
銀座通りの一部で車道を狭くして歩道の幅を広げ、
窮屈で殺風景なまちにくつろげる場所を生み出そうという試みです。
くつろぐのに車の騒音や排気ガスはマイナスなので
車道も一部を片側交互通行にして通行量やスピードを抑え
環境のことも考えて、車に甘えないまちの未来も示唆します。
我々建築士会が担当するのがこのウッドデッキ。
カフェミナ(http://minna-project.net/)の前に設置されます。
話は飛びますが、
東京の新名所、虎ノ門ヒルズでもそんな計画が進行中。
新橋までのびる通称 ” 新虎通り “ には続々とカフェの誘致が進行中。
車道より歩道を広げ、歩くだけじゃないくつろげる場所をつくろうとしています。
いま、
市民は居心地のいい場所を求めています。
でも、商店街の中でそれがわかっているのはほんの一部、
ほとんどの地権者や商店はまだ気づいていません。
ならば、市民の側から意思表示をしようではないかというのがこの試みです。
行ってみたい店がないと言われる徳山の商店街、
でも、よく考えてみてください。
居心地が悪い今の商店街にセンスのいい人が店を出したいと思いますか?
おしゃれな店が欲しければ、まずはまちの居心地をよくしないと。
おいしい野菜も土壌がよくなければ育たない。
つまり、まずは土づくりをしっかり行うことが大事。
でも、土づくりから収穫までには長い時間と手間が必要です。
今回は市民有志のささやかな取組みなので内容はまだまだですが
今後の活動につなげるためには、市民からの建設的な意見やアドバイスが必要です。
ぜひ、まちに出かけて、アンケートでエールを送ってください。