8月に完成した野村の家、竣工写真をアップします。
予算の関係で当初は中古住宅のリノベーションも検討した今回のプロジェクト、
なかなか手頃な物件に出会えず、40坪の宅地を見つけたことで新築に転換。
とはいえ、予算的は厳しく、とにかく小さな住宅を検討することに。
最初にイメージしたのは増沢洵の「最小限住居」(通称9坪ハウス)
個室が3つ必要という条件もあり、調整を重ねた上
最終的には20坪ほどのコンパクトな住宅へまとまりました。
目指したのは、小さくとも貧しくない、豊かな暮らしの舞台をつくること
外観は階高を抑えた単純な切妻のボックスを両隣りから間合いをとって配置、
内部は玄関、水回り、個室をギリギリまで切り詰め
その分吹き抜けのリビングが小さい家におおらかな空間をつくりだしています。
ローコストの小さい家でも、心地よく暮らすことをあきらめない、
施工会社の尽力と建主の潔さでなんとか乗り切ることができました。
2016.10.18 設計事務所 TIME
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