週末連載 台湾21

繁華街の中にある永康公園真ん中の遊具で遊ぶ子供たち、それを遠目に見ながらベンチでくつろぐ大人たち。とても穏やかな風景です。周囲に柵がなく、まちと連続して開放感があり豊かな緑が茂ってとてもヒューマンスケール、公園の外周がベ … “週末連載 台湾21” の続きを読む





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繁華街の中にある永康公園

真ん中の遊具で遊ぶ子供たち、
それを遠目に見ながらベンチでくつろぐ大人たち。
とても穏やかな風景です。

周囲に柵がなく、まちと連続して開放感があり
豊かな緑が茂ってとてもヒューマンスケール、
公園の外周がベンチ状になっていて、くつろげる仕掛けが充実、
子供にも大人にも居心地のいい空間になっています。

一見、日本の公園と差がなさそうですが、
管理する側から発想する日本のようなよそよそしさはなく
使う側から考えて作られていることが実際のくつろぎに現れています。

さらに、この公園の形状が居心地に大きく効いています。



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航空写真で見ると、公園は変形の三角形になっています。

広さ900坪弱の小さな公園ですが
真四角の堅苦しさがなく、動きと変化、そしてパースが効いておおらかです。

中国ではシンメトリーで強いデザインが好まれますが
同じ民族でも、ここはその場の状況に委ねたデザインになっています。

やわらかく、さりげない雰囲気になっているところが
日本人の心に響いてくるのかもしれません。