土曜日に阿知須の北方八幡宮を見学しました。
現在、修復工事中の木造建築物です。
鳥居の奥に見えるのが修復中の楼門、
ヘルメットを被って腕組みしているのが今回、工事を担当する 「親分」。
楼門は、やや頭でっかちですが、なかなかの威容。
しかし、頭でっかちのせいか(?)だいぶ傾いてます。
現在、足元をジャッキアップしているところ。
今回、特別に上がらせてもらった2層部分。
江戸時代の建物らしいですが、屋根の重みで下がってきています。
それでも、
その隙間から木組みの仕組が見て取れます。
斗供と言われる組物を間近でチェック。
木と木を組み合わせながら複雑な形をつくっています。
長い年月、風雨にさらされ、骨組みは歪んでいますが
それでもある程度の修復は可能です。
こちらは、楼門の奥にある拝殿と本殿。
楼門にも増して、優美な姿です。
木と木を巧みに組み合わせた日本伝統の技に
木造の本当の姿を垣間見たような気がします。