「経済は人口の波で動く」そう主張するこの本、
すでに16万部を突破しています。
この本の著者、藻谷浩介氏のセミナーがありました。
全国の地方のまちを救うべく日々奮闘する藻谷氏、
徳山高校の同級生ですが、
我々にとっては、まちづくりの貴重な指南役でもあります。
ちなみに、今回のセミナーの模様は
来年の元旦、午後9時からのNHKスペシャルで放送される予定です。
こちらも、乞うご期待ください。
山口県の人口は17年で1割減、
5年で働き盛りの人口は5万人も減っています。
計算上は、90年で働き盛りが、170年で山口県から人がいなくなる。
もちろん、計算通りにはならないけれど
日本の将来人口が半減すると考えれば
山口県の人口も70万人前後になり、
現在の新興住宅地は、将来、過疎の寒村と化すのです。
それが現在進行形で進む今、
郊外にまばらに人が散らばって生活するスタイルは維持できなくなります。
郊外のインフラ維持ができなくなり、高齢者の福祉だけが増大するわけです。
だからこそ、
少なくなった市民のコミュニティが成立するために
市民生活の受け皿となるまちの中心がちゃんと機能できるようにしよう、
単なる商店街の活性化じゃなくて
まちの再生、再投資をどう行なうかという貴重な話をしてくれました。