ガラス張りのサンルーム。
京都の大山崎に丘の上に建つ聴竹居。
昭和3年に建てられた藤井厚二による実験住宅です。
国内ではまだ珍しかった電気冷蔵庫がある一方で
快適で環境をいかにつくるか、模索が行なわれました。
そこにあったのは、
太陽の光と熱、自然の風、そして木陰。
自然を有効(友好)に使い、快適な住まいをつくるという発想でした。
それは、
高気密高断熱の人工環境とはめざすところが違います。
技術という重たい鎧をまとい、自然と敵対するのではなく、
自然の利点を最大限に活かした、自然と調和する家のつくり方です。