2020年の東京オリンピックでメイン会場となる新国立競技場。
国際コンペで選ばれたのは、大胆な流線型が特徴のこのザハの案。
テレビのニュースでは規模や予算の見直しが話題になっていますが
建築界ではその巨大さによる景観への影響を危惧、
槇文彦氏の投稿から火がつき、丸の内論争以来となる景観騒動が沸き起こっています。
(槇文彦氏の投稿はこちら。)
http://www.jia.or.jp/resources/bulletins/000/034/0000034/file/bE2fOwgf.pdf
この騒動に対し、このたび、コンペの審査員だった内藤廣氏から意見投稿がありました。
(内藤廣氏の投稿はこちら)
http://www.naitoaa.co.jp/090701/top/forarchitects.pdf
内藤さんには周南市のまちづくりにもご尽力いただいており、
私もひと事とは思えず、今回の騒動の経緯を心配しておりました。
(私が心配しても仕方ないのですが・・・)
しかし、ここに示された骨太の意見を読んで少し安堵。
建築はある意味、平和の象徴。
狭い視野で醜い争いに陥らず、賢明で希望を感じる解を導いていただきたい。