ダークブラウンの三角コーン。
京都では、古い建物が多く、大事にされています。
この場所でも、何気なく景観への配慮が見られます。
建物の窓や扉の色に合わせたこげ茶色、
三角コーンに色を塗っただけというところがユーモラスで現代的。
ダークブラウンの三角コーン。 &nbs … “何気ない風景@京都2” の続きを読む
ダークブラウンの三角コーン。
京都では、古い建物が多く、大事にされています。
この場所でも、何気なく景観への配慮が見られます。
建物の窓や扉の色に合わせたこげ茶色、
三角コーンに色を塗っただけというところがユーモラスで現代的。
小部屋が突き出す風景。 … “何気ない風景@京都” の続きを読む
小部屋が突き出す風景。
長屋のように連なる京都の町屋。
その家々から同じように突き出す不思議な小部屋。
トイレほどの広さで同じようにポコポコと・・・
理由はわからないけど、ここにしかない必然があるのでしょう。
扁額(へんがく)に書かれた文字は「如庵」。 &nbs … “如庵の写し” の続きを読む
扁額(へんがく)に書かれた文字は「如庵」。
この茶室は、日本に3つしかない国宝の茶室のひとつ、
如庵の写しです。
茶室の作者、織田有楽斎は、織田信長の実の弟、
幾多の戦績もある一方、茶を極めた人物です。
実際の如庵の空間を忠実に再現したこの茶室、
普請を指揮した中村昌生氏は、
納得いくまで何度もつくり直したといいます。
この茶室は、単なるコピーとは言いがたいほど
人の心と汗の結晶によって作り出されました。
美しい曲線を描く手すり、 そして明かり窓、照明。 & … “中もスゴイ” の続きを読む
美しい曲線を描く手すり、
そして明かり窓、照明。
ヴォーリズの駒井家住宅は中もスゴイ。
手すり、窓、照明器具などなど、
それぞれが調和したデザインで生活の舞台を豊かにします。
京都は北白川の疎水沿いに建つ ヴォーリズ設計による駒井家住宅。 & … “表情が表すもの” の続きを読む
京都は北白川の疎水沿いに建つ
細部にわたるまでよくデザインが練りこまれています。
家は単なる箱なんかじゃない。
表情の表し方は時代とともに変わるけれど
表情は建物にいのちを吹き込み、人を近づけます。
樂吉左衞門の茶室。(写真提供:竹中工務店より) &n … “美か醜か” の続きを読む
樂吉左衞門の茶室。(写真提供:竹中工務店より)
深い軒と波をイメージした石の縁が水面への広がりをつくります。
露地、寄付き、腰掛、小間と長い道行きを経た先にあるこの茶室。
考えに考え抜かれた空間は、
世界中から集められた厳選素材によって構成されています。
贅を尽くしたその趣向は、市中の閑居とはむしろ対極を為します。
比類すべきは秀吉の黄金の茶室。
この空間にあるのは、果たして美か醜か?
美しさに仕掛けあり。 & … “美しさの仕掛け” の続きを読む
美しさに仕掛けあり。
再び、京都視察からのレポートです。
佐川美術館のカフェのサービスカウンター、
ここにも様々な仕掛けが見られます。
カウンターの高さは、通常よりやや高め、
中の厨房が見えないようになっています。
バックカウンターは、人の背の高さに抑えられ
空間の抜けを作り出しています。
さらに、間接照明を仕込ませるなど
空間を気持ちよく見せる仕掛けが満載です。
おいしいそばをいただきました。 &nb … “食事も大事” の続きを読む
おいしいそばをいただきました。
建築視察といいながら、まずは腹ごしらえ。
美術館のレストランやカフェは、どちらかというとおまけのような場所で
料理もきどっているわりにおいしくなかったりします。
以前、NYのメトロポリタンやMOMAへ行ったことがありますが
レストランはとてもアクティブで楽しい場所です。
美術館に行ったら、そこで過ごす時間のすべてを心地よく味わいたい。
そんな思いを佐川美術館は満たしてくれているようです。
落ち着いた空間で、おいしい時間を頂きました。
整然と並んだ椅子たち。 … “すべてが、美しくあれ” の続きを読む
整然と並んだ椅子たち。
佐川美術館にあるカフェの待合の風景です。
椅子に座ると、ガラス越しに豊かな風景を望むことができます。
「すべてが、美しくあれ」と願わんばかりの ”しつらえ” です。
この ”しつらえ” から、この美術館のポリシーがにじみ出ています。
大きな空と広がる水盤。 … “佐川美術館” の続きを読む
大きな空と広がる水盤。
滋賀県にある佐川美術館。
広大な敷地の中につくられたのは、贅沢な水面。
この広い場所をあえて建物で埋め尽くさず、庭としても作りこまず、
ただただ、単純に水だけで表現し切っています。
表現の材料を絞ったところに生まれるのは「大いなる余白」。
この余白がこの場所にクオリティを与えています。