伊勢・京都視察17
注連縄によって囲われた依り代。その中には何もありません。いや、何もないのではなく、何も見えないだけ。目には見えないけれど大事な場所なのです。2014.7.9 設計事務所 TIME
注連縄によって囲われた依り代。その中には何もありません。いや、何もないのではなく、何も見えないだけ。目には見えないけれど大事な場所なのです。2014.7.9 設計事務所 TIME
中庭をL字に囲い込む。左が母屋で右が客間です。それぞれ、エリアは明確に分けられながら中庭という自然を介してつながり合う。この「ほどよい」つながり方が非常に心地よい。2014.7.4 設計事務所 TIME
五丈殿、柱の足元。掘立柱は地面に接する部分が傷むのでその部分だけ新しい檜材で継いであります。全部新しくしたほうがすっきりするかもしれないけれど柱を丸ごと取り替えることをせず、古くても使える部分は残す。必要な分だけ取り替え … “伊勢・京都視察16” の続きを読む
正門からのぞく中庭。なぜだかわからないけれど、とにかく中庭が好きなんです。しかも風通しのよい中庭は絶品。ここの中庭も外と内が溶け合う味わい深い空間になっています。2014.6.27 設計事務所 TIME
石垣の門を入り、中に進んできたところ。農家の軒先のようなのどかな風景ですが大きな石で組まれた右の塀が、ただならぬ場の存在を予感させます。2014.6.13 設計事務所 TIME
珊瑚の石垣からもうひとつ、デザインか、納まりのためか理由はわからないけれどこんなところに心が動いてしまう・・・2014.6.5 設計事務所 TIME
伊勢神宮の外宮の中ほどにある五丈殿。 柱や梁の骨組み、板壁、そして屋根も無垢の木でつくられています。 建物を構成するパーツがそのままデザインでもある、 このシンプル … “伊勢・京都視察15” の続きを読む
伊勢神宮の外宮の中ほどにある五丈殿。
柱や梁の骨組み、板壁、そして屋根も無垢の木でつくられています。
建物を構成するパーツがそのままデザインでもある、
このシンプルさは、まさに木造のパルテノンです。
珊瑚の石垣。 自然の形を残しながらも、隙間なく石を積み上げています。 効率とか生産性とは別の価値がここにあります。 職人の蓄積した技術と経験、仕事に対する真摯な姿勢 … “夏の沖縄25” の続きを読む
珊瑚の石垣。
自然の形を残しながらも、隙間なく石を積み上げています。
効率とか生産性とは別の価値がここにあります。
職人の蓄積した技術と経験、仕事に対する真摯な姿勢、
そして執念のようなものまでここには詰まっているような気がします。
北中城ICを下りて住宅街しばらく走った先にある中村家住宅。 18世紀中期の住宅建築で国の重要文化財にも指定されています。 敷地のアプローチは珊瑚の石塀 … “夏の沖縄24” の続きを読む
北中城ICを下りて住宅街しばらく走った先にある中村家住宅。
18世紀中期の住宅建築で国の重要文化財にも指定されています。
敷地のアプローチは珊瑚の石塀のみで構成されたミニマルなもの。
石組みの出隅部分が切り揃えられて、その精緻さを際立たせます。
伊勢神宮の外宮。 手前に太鼓橋、玉砂利の道の先に鳥居が見えます。 太鼓を渡って鳥居をくぐることで特別な場に行くことが暗示されてはいますが その先は森の中に消え行く闇 … “伊勢・京都視察14” の続きを読む
伊勢神宮の外宮。
手前に太鼓橋、玉砂利の道の先に鳥居が見えます。
太鼓を渡って鳥居をくぐることで特別な場に行くことが暗示されてはいますが
その先は森の中に消え行く闇のようで、なんとも曖昧です。
西洋のように宮殿や教会の正面を堂々と見せるのとは真逆の演出、
ここにこそ日本人のセンスを感じるのです。