大分・熊本視察8

湯布院駅、コンコースを覆う屋根。木製のクロスヴォールトは壁から切り離されフワッと浮いているような軽やかなかたちです。壁と屋根の間から降り注ぐ光が駅の雑踏に一瞬、神々しい時を生み出しています。2015.2.20 設計事務所 … “大分・熊本視察8” の続きを読む




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湯布院駅、コンコースを覆う屋根。

木製のクロスヴォールトは壁から切り離され
フワッと浮いているような軽やかなかたちです。

壁と屋根の間から降り注ぐ光が
駅の雑踏に一瞬、神々しい時を生み出しています。

大分・熊本視察7

湯布院駅、吹抜け空間の外観。ドーム屋根とヴォールトの庇は浅い曲率が軽やかに仕立て西欧の形と日本の繊細さが混ざり合った独特の存在感を表します。2015.2.5 設計事務所 TIME




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湯布院駅、吹抜け空間の外観。

ドーム屋根とヴォールトの庇は浅い曲率が軽やかに仕立て
西欧の形と日本の繊細さが混ざり合った独特の存在感を表します。

大分・熊本視察6

駅前の雑踏の中、凛とした姿が現れる。駅前通りの軸線を真正面でしっかりと受け止めつつ、軽やかな佇まいも醸し出す、湯布院の象徴的な駅舎です。2015.1.29 設計事務所 TIME




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駅前の雑踏の中、凛とした姿が現れる。

駅前通りの軸線を真正面でしっかりと受け止めつつ、
軽やかな佇まいも醸し出す、湯布院の象徴的な駅舎です。

大分・熊本視察5

風の丘葬祭場、収骨室。人はこの世に生を受けた以上、必ず死を迎えます。死の世界に向かうこの場所はどうあるべきか、そのひとつの解です。天井からの光は天窓と間接照明の組合せでつくられています。出隅、入隅、天井と壁の際回りや格子 … “大分・熊本視察5” の続きを読む




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風の丘葬祭場、収骨室。

人はこの世に生を受けた以上、必ず死を迎えます。
死の世界に向かうこの場所はどうあるべきか、そのひとつの解です。




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天井からの光は天窓と間接照明の組合せでつくられています。
出隅、入隅、天井と壁の際回りや格子の高い施工精度。

光は神そのもの、
その光を取り入れるための造りに細心の配慮が見られます。

大分・熊本視察4

床の目地。葬祭場、エントランス回りの床はコンクリート仕上げ。コンクリートは寒暖の差などによって収縮するので広い面では目地で切ってクラックが入りにくくします。ここでは目地の際を御影石で回していました。さりげないけれど洗練さ … “大分・熊本視察4” の続きを読む




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床の目地。
葬祭場、エントランス回りの床はコンクリート仕上げ。

コンクリートは寒暖の差などによって収縮するので
広い面では目地で切ってクラックが入りにくくします。

ここでは目地の際を御影石で回していました。
さりげないけれど洗練されたディテールです。






大分・熊本視察3

葬祭場のエントランス。火葬が終わり、亡くなられた方が天に召される、その場面を天にのびる円柱と空からの光で現す。祝祭とは違う厳粛な雰囲気をモノトーンの空間がつくり出しています。2014.12.12 設計事務所 TIME




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葬祭場のエントランス。

火葬が終わり、亡くなられた方が天に召される、
その場面を天にのびる円柱と空からの光で現す。
祝祭とは違う厳粛な雰囲気をモノトーンの空間がつくり出しています。


大分・熊本視察2

槙文彦設計の風の丘葬祭場。名前の通り、丘の上に置かれた二つのオブジェ。建物も含めたランドスケープ全体としてこの場はデザインされ「葬祭場」らしからぬ、静謐な丘をつくり出しています。2014.12.5 設計事務所 TIME




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槙文彦設計の風の丘葬祭場。

名前の通り、丘の上に置かれた二つのオブジェ。
建物も含めたランドスケープ全体としてこの場はデザインされ
「葬祭場」らしからぬ、静謐な丘をつくり出しています。

大分・熊本視察1

今年で16回目となる住まいづくりの会の建築視察、早朝から日暮れまで、いや、日が暮れても濃密に建築を見て回ります。今年は大分、熊本方面を回りました。九州は木材の産地が多く、一方辺境の地など課題も多く抱えています。木材が建築 … “大分・熊本視察1” の続きを読む




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今年で16回目となる住まいづくりの会の建築視察、
早朝から日暮れまで、いや、日が暮れても濃密に建築を見て回ります。
今年は大分、熊本方面を回りました。

九州は木材の産地が多く、一方辺境の地など課題も多く抱えています。
木材が建築に、そして地域の魅力にどのようにつながるのか
この辺りを軸に見て回った視察の凝縮版を少しずつ紹介していきます。


夏の沖縄38

沖縄の伝統を今に伝える中村家住宅、高温多湿の夏を過ごすための本質を見ることができました。自然を生かし、自然と溶け合うその思想は機械制御のスマートハウスよりもむしろクールです。名護市庁舎、備瀬のフクギ、そしてこの中村家住宅 … “夏の沖縄38” の続きを読む




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沖縄の伝統を今に伝える中村家住宅、
高温多湿の夏を過ごすための本質を見ることができました。

自然を生かし、自然と溶け合うその思想は
機械制御のスマートハウスよりもむしろクールです。

名護市庁舎、備瀬のフクギ、そしてこの中村家住宅、
それぞれが自然と向き合い、自然を生かす知恵を持っていました。

その逆に、
工業技術に依存する現代の建築環境がいかにもろく不自然かに気づかされます。
改めて日本の住環境を考える上で、大いなる参考書になりました。


伊勢・京都視察24

淡く積もった雪のような不思議な造形。三分一博志設計による六甲の自然体感展望台、六甲枝垂れ。志摩半島から打って返して一気に六甲へ。最終視察地へ到着したのは午後8時過ぎでした。ここから神戸の夜景が一面に広がっています。住まい … “伊勢・京都視察24” の続きを読む




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淡く積もった雪のような不思議な造形。
三分一博志設計による六甲の自然体感展望台、六甲枝垂れ。

志摩半島から打って返して一気に六甲へ。
最終視察地へ到着したのは午後8時過ぎでした。
ここから神戸の夜景が一面に広がっています。

住まいづくりの会、最長不倒となった昨年の視察もすべて終了。
今年は、大分、熊本を巡る予定です。