伊勢・京都視察23
住まいづくりの会の建築視察でもっとも遠い視察地、志摩半島の突端につくられた海の博物館。内藤廣、35歳の作にして日本建築学会賞を受賞。バブル絶頂の1985年当時、坪単価50万円という極限の予算との苦闘のあとがにじみ出ていま … “伊勢・京都視察23” の続きを読む
住まいづくりの会の建築視察でもっとも遠い視察地、志摩半島の突端につくられた海の博物館。内藤廣、35歳の作にして日本建築学会賞を受賞。バブル絶頂の1985年当時、坪単価50万円という極限の予算との苦闘のあとがにじみ出ていま … “伊勢・京都視察23” の続きを読む
中村家住宅のプライベートゾーンとなる「裏座」奥には珊瑚の石垣で囲まれた裏庭があり、こちらも陰影がとても美しい。2014.10.17 設計事務所 TIME
皮一枚でつながっている感じ。伊勢神宮本殿の四周を囲う板垣が杉の大木に干渉しています。ご神木ですから切ってしまうわけにもいかないのでしょうがそうかといって垣根のほうを曲げて木をよけるのもいまひとつ、ましてや、途中でブツっと … “伊勢・京都視察22” の続きを読む
五山の送り火で有名な船山の山麓にある正伝寺、この庭園も小堀遠州によるものだそうです。サツキの刈込みを抽象化した七五三のリズムで手前に配し土塀越しに比叡山を借景で取り込んでいます。ここでは、壮大かつ大胆な構想で遠近の融合を … “正伝寺 庭園” の続きを読む
沖縄の強い日差しと深い軒下によって生まれる光と影。ここでは伝えられないのが残念ですが、午後の静かな風がかすかに流れ、時が止まったようなこの場所で自分の心も静かにクールダウンしていきます。2014.10.10 設計事務所 … “夏の沖縄36” の続きを読む
式年遷宮を終えた伊勢神宮、その古いほうの社殿。屋根の萱には苔が生え、ヒノキは褐色になり、20年分の風化はものすごくリアルです。あえて、朽ちていく素材を使い、新陳代謝の循環に価値を見いだしています。メインテナンスフリーも悪 … “伊勢・京都視察21” の続きを読む
重厚な石を独創的な造形で組んだ石橋。小堀遠州の手による孤篷庵(こほうあん)の忘筌(ぼうせん)、その入口にかかる石橋です。その造形は質実ながら、柱、床、欄干による簡潔な構成に高度な洗練が見られます。欄干は髪をすく櫛形がモチ … “孤篷庵 石橋” の続きを読む
地面から直接立つヒノキの柱、そしてその柱に両側からかみ込む土台。土台は柱に呑込む手前で端部が切り落とされています。柱の曲線と土台端部の取合いに緊張感と美しさが宿っています。2014.8.7 設計事務所 TIME
座敷から中庭を見たところ。とにかくこの場所は気持ちがいい場所です。外は日差しが強く、まぶしいほどの明るさなのに中は暗く落ち着いていて、ただただ静かな時間が流れています。2014.9.5 設計事務所 TIME
大屋根の向こうに見える久しぶりの青空。周南市戸田の道の駅、ソレーネ周南の見学会に行ってきました。予算削減で規模はだいぶ小さくなりましたがシンプルな大屋根が周囲ののどかな風景に開いています。道の駅は道路からの見た目を意識す … “風景に開く” の続きを読む