ガラスの壁と太陽の共演。
美しい建築はどこから撮っても美しい。
ガラスの壁と太陽の共演。 美しい建築はどこから撮っても美しい。 2014.5.24 設計事務所 TIME
ガラスの壁を見上げると、ガラスとガラスの間に隙間が見える。 ガラスの壁は外壁ではなく、外壁の外側に吊るされたスクリーンであることがわかります。 ガラスを吊るすディテ … “週末連載 スイス・ドイツ58” の続きを読む
ガラスの壁を見上げると、ガラスとガラスの間に隙間が見える。
ガラスの壁は外壁ではなく、外壁の外側に吊るされたスクリーンであることがわかります。
ガラスを吊るすディテールも含め、わざわざ手の込んだことをやっているのですね。
窓辺に花。 建築はそれ自体で自立するものではなく 人のくらしが加わることではじめて命が宿る。 ここにあるのは、くらしと建築が溶け合った幸せな風景です。 … “週末連載 スイス・ドイツ56” の続きを読む
1階と2階の引戸がわずかに開いています。 上下の建具の間には枠がなく、かわりに建具の奥にガイドの金物が見えます。 それによって建具は宙に浮いているように軽やかとなり … “週末連載 スイス・ドイツ54” の続きを読む
1階と2階の引戸がわずかに開いています。
上下の建具の間には枠がなく、かわりに建具の奥にガイドの金物が見えます。
それによって建具は宙に浮いているように軽やかとなり
構成するもの同士が響きあうクリアな表情を獲得しているのです。
マンサスの老人ホーム、 ピーター・ズントー、50歳のときの作です。 豊かな自然に抱かれたロケーションのなか、 水平に延びた建物はとても控えめで、その姿 … “週末連載 スイス・ドイツ53” の続きを読む
マンサスの老人ホーム、
ピーター・ズントー、50歳のときの作です。
豊かな自然に抱かれたロケーションのなか、
水平に延びた建物はとても控えめで、その姿は実にすがすがしい。
建物には地元の石や木材を使われていて、
彼の建築表現には、土地の精神がしっかり息づいています。
時流に流されず、一時の感情に浮かれることもない、
建築への深い思いや冷静な思惟が建築からにじみでています。
2014.3.1
DPG構法による半透明のガラススクリーン。 おおらかな自然に対し、ストレートに表現された工業デザイン。 クールの郊外、 アルプスに抱かれたのどかな風景の中に洗練され … “週末連載 スイス・ドイツ52” の続きを読む
DPG構法による半透明のガラススクリーン。
おおらかな自然に対し、ストレートに表現された工業デザイン。
クールの郊外、
アルプスに抱かれたのどかな風景の中に洗練されたデザインが挿入され、
ローカルとモダンがバランスした知的な社会の存在を感じます。
2014.2.22
建物の中で穴場といえる存在がトイレの空間。 最小の個人的空間でいかなる工夫が凝らされているか、いつも気になります。 写真はクール美術館のハンディキャッ … “週末連載 スイス・ドイツ51” の続きを読む
建物の中で穴場といえる存在がトイレの空間。
最小の個人的空間でいかなる工夫が凝らされているか、いつも気になります。
写真はクール美術館のハンディキャップ用のトイレ。
床と壁に使われた黒い大理石、ステンレス鏡面の手すり、
便器や手洗いもモノトーンでまとめ、洗練された空間に仕立てています。
障害を持つ人も健常者も、どちらも尊厳をもって暮らせる社会が
このトイレのデザインに映し出されています。
2014.2.15
最後に窓のディテールを探索。 枠の見付(正面からの見たときの幅)は極限まで薄くし 逆に見込(枠の奥行き)はしっかりと深くして、光の方向性を制御。 光の透明度はそのま … “週末連載 スイス・ドイツ50” の続きを読む
最後に窓のディテールを探索。
枠の見付(正面からの見たときの幅)は極限まで薄くし
逆に見込(枠の奥行き)はしっかりと深くして、光の方向性を制御。
光の透明度はそのままに、その純度がさらに増しています。
2014.2.8
光の扱い方をさらに探求。 ブリッジを構成するフレームと天井のルーバーは面一で 差し込む光は影を作らず、なめらかに広がっています。 窓の格子はフレームから外に持ち出さ … “週末連載 スイス・ドイツ49” の続きを読む
光の扱い方をさらに探求。
ブリッジを構成するフレームと天井のルーバーは面一で
差し込む光は影を作らず、なめらかに広がっています。
窓の格子はフレームから外に持ち出されて
面全体が発光するスクリーンのように仕立てられています。
空間はこれらの細工によって澄み切っているのです。
2014.2.1
窓枠の格子、手すりの横桟、天井のルーバー、 部材が細分化されることで光が多重な拡散を見せ、 空間の解像度は桁違いに精細になっています。 … “週末連載 スイス・ドイツ48” の続きを読む