週末連載 スイス・ドイツ111

ニューナショナルギャラリーの内部、ガラス面足元のグリル。いわゆるペリメーター(内外の境界)部分の空調吹出し口ですが特注グリルは肉厚の磨き仕上になっています。特筆すべきはグリル部分の御影石が盛り上がるようにデザインされてい … “週末連載 スイス・ドイツ111” の続きを読む




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ニューナショナルギャラリーの内部、ガラス面足元のグリル。

いわゆるペリメーター(内外の境界)部分の空調吹出し口ですが
特注グリルは肉厚の磨き仕上になっています。

特筆すべきは
グリル部分の御影石が盛り上がるようにデザインされていること。
実に優美で品のあるディテールで、さすがミース!と思える部分です。

まさに God is in the detail なのですね。


週末連載 スイス・ドイツ110

ご存知、ミースのニュー・ナショナルギャラリー。黒一色のストラクチャーと透明なガラス、水平、垂直の直線のみで構成された厳格なリズム。まさに Less is more を体現しています。一方、God is in the de … “週末連載 スイス・ドイツ110” の続きを読む




DSC052219.jpgのサムネール画像


ご存知、ミースのニュー・ナショナルギャラリー。

黒一色のストラクチャーと透明なガラス、
水平、垂直の直線のみで構成された厳格なリズム。
まさに Less is more を体現しています。

一方、God is in the detail と唱えたのもミース。
基壇となる手前の階段では1段ごとに床を透かし、
柱の頭部を一旦小さくして、屋根をそっと支えています。

全体とディテールが統合されたその姿は実にエレガント、
シンプルだけど、決して単調ではないのです。



週末連載 スイス・ドイツ109

グリーンベルト沿いにあるレストランのテラス席。ワインレッドのテーブルクロスと植栽の緑がいいコントラストです。日除けのパラソルも完備されています。それにしてもこのパラソル、大きいですね。優にテーブル四つ分くらいをカバーして … “週末連載 スイス・ドイツ109” の続きを読む




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グリーンベルト沿いにあるレストランのテラス席。

ワインレッドのテーブルクロスと植栽の緑がいいコントラストです。
日除けのパラソルも完備されています。

それにしてもこのパラソル、大きいですね。
優にテーブル四つ分くらいをカバーしています。

わざわざでも外の空気を感じながら食事をしたい、
人生を楽しむという強い姿勢がここにも現れています。

週末連載 スイス・ドイツ108

こちらにも居心地のいいベンチが・・・ビルと道の間に設けられたグリーンベルト。その一部を欠きとってベンチを置いています。道との間合い、緑による包まれ方、ベンチの材質と背もたれの角度など吟味されたデザインが隠れています。20 … “週末連載 スイス・ドイツ108” の続きを読む




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こちらにも居心地のいいベンチが・・・

ビルと道の間に設けられたグリーンベルト。
その一部を欠きとってベンチを置いています。

道との間合い、緑による包まれ方、ベンチの材質と背もたれの角度など
吟味されたデザインが隠れています。

週末連載 スイス・ドイツ107

ベルリンのポツダム広場付近。何気ない風景のようですが広場の緑や噴水とベンチの位置関係が重要です。居心地を左右するエッセンスがちゃんと存在しているのです。2015.9.26 設計事務所 TIME




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ベルリンのポツダム広場付近。

何気ない風景のようですが
広場の緑や噴水とベンチの位置関係が重要です。
居心地を左右するエッセンスがちゃんと存在しているのです。

週末連載 スイス・ドイツ106

そびえ立つ石碑の群れ。2700以上もの石碑には人の背丈を超えるほどのものも。かすかな起伏のある通路は車椅子でも巡れる幅を確保しています。10年以上の議論を重ねて完成したホロコースト記念碑、様々な批判や葛藤を克服し、実現さ … “週末連載 スイス・ドイツ106” の続きを読む




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そびえ立つ石碑の群れ。

2700以上もの石碑には人の背丈を超えるほどのものも。
かすかな起伏のある通路は車椅子でも巡れる幅を確保しています。

10年以上の議論を重ねて完成したホロコースト記念碑、
様々な批判や葛藤を克服し、実現されたこと自体がすごい。

翻って、
国立競技場を結局「お金の問題」でしか議論できない日本は
反省すべきテーマを完全に見失っているかもしれません。

週末連載 スイス・ドイツ105

矩形の石碑。濃いグレーの無表情な石碑の数々、そこから犠牲者たちの苦悩がにじみだしているようです。ホロコーストはあまりにも重い歴史ですがドイツ人もユダヤ人もそこから目を背けません。平和とは、この悲劇を冷徹に表現することで実 … “週末連載 スイス・ドイツ105” の続きを読む




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矩形の石碑。

濃いグレーの無表情な石碑の数々、
そこから犠牲者たちの苦悩がにじみだしているようです。

ホロコーストはあまりにも重い歴史ですが
ドイツ人もユダヤ人もそこから目を背けません。

平和とは、この悲劇を冷徹に表現することで実感するものなのかもしれません。


週末連載 スイス・ドイツ104

無数の石碑が広がるホロコースト記念碑。漆黒のコンクリートの固まりがただただ広がるその姿は記念碑というより慰霊碑ともいえる鎮魂の場を見事に表現しています。2015.7.11 設計事務所 TIME





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無数の石碑が広がるホロコースト記念碑。

漆黒のコンクリートの固まりがただただ広がるその姿は
記念碑というより慰霊碑ともいえる鎮魂の場を見事に表現しています。

週末連載 スイス・ドイツ103

交差点の向こうに見えるのは・・・公園ほどの広い場所がなにやら黒く盛り上がっています。もちろん、知っている人にはすぐわかる、ピーター・アイゼンマンの傑作です。2015.7.4 設計事務所 TIME




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交差点の向こうに見えるのは・・・

公園ほどの広い場所がなにやら黒く盛り上がっています。
もちろん、知っている人にはすぐわかる、ピーター・アイゼンマンの傑作です。

週末連載 スイス・ドイツ102

国会議事堂近くにある慰霊碑。1961年から1989年まで存在したベルリンの壁、その壁を越えようとして犠牲になった人たちが祀られています。ベルリンのまちには至るところにドキュメントが存在し歴史と現在が同居しています。201 … “週末連載 スイス・ドイツ102” の続きを読む




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国会議事堂近くにある慰霊碑。

1961年から1989年まで存在したベルリンの壁、
その壁を越えようとして犠牲になった人たちが祀られています。

ベルリンのまちには至るところにドキュメントが存在し
歴史と現在が同居しています。