
高水の家、天井の仕上工事が始まりました。建主のご要望を受けて、杉板を長手方向に張っています。
一見、登り梁の上に長い板を張っているように見えますが、実際には、登り梁の間に短い板を一枚一枚嵌め込んでいます。

大工さんが長い板を短く切っているところ。写真右側にはカットされた板が順番に積み重ねてあります。何気ない写真に見えますが、この順番に重ねておくことがとても重要なのです。

短くカットした板をカットした順番通りに床に並べていきます。

天井に貼る順番通りに並べられた杉板
縦一列は元々1枚の板だったものを3つにカットしたもの、天井に貼った時に木目がつながるように配置されています。
杉板はコストを抑えた下地板で、節もあるし、木目や色合いもバラバラです。この荒いだけの板をバラバラに張ってしてしまうと、ただの雑で安っぽい表情にしか見えません。
しかし、荒い表情の板に一定の秩序を与えることで、雑なだけではない流れのある表情が現れます。

ここまで貼るのに材料の選別や加工で2日、張付工事に3日かかったそうです。普通の板張りに比べるとかなりの手間がかかっているのですが、その手間を感じさせない、なんともさりげない表情に妙味を感じます。





























